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理事長メッセージ

理事長 関 淳一
理事長 関 淳一
歯と健康「歯周病と糖尿病」について


ボーダレス社会での人や物の国境なき交流は、感染症対策における国際連携の
必要をますます大きくしていますが、その一方で新興国の急速な経済成長や
世界的な高齢化現象などにより、非感染性疾患NCDs(心血管疾患、脳卒中、がん、
糖尿病など)についても人類の健康課題として大きくクローズアップされるように
なってきています。それを受けて今年9月には、WHOが主唱し、国連における
ハイレベル会合が開かれ、NCDsへ国際的に協調して取り組むことが話し合われる
こととなっています。

我が国においても、NCDsへの対応について従来より様々な取組みが行われてきたところではありますが、高齢化社会に
おける医療費や社会保障負担問題にも直結して益々深刻さを増す健康課題となっており、何よりもNCDs予防への国民的な
意識知識の向上が求められているところです。更に8月はじめには、歯科口腔保健法が成立し、歯科口腔面からの視点を
加えて健康推進をはかる必要が確認されています。

日本WHO協会では、医科・歯科の枠にとらわれない立場を活かし、歯と健康の関連性に着目した啓発活動を行うことに
より、一般市民や職場でのNCDs予防への知識と意識の向上を目指そうと考えております。複合的継続的な取組みとする
ものですが、その第一弾として、自覚症状のないままに進行し、相互の関連性の高い「歯周病と糖尿病」をテーマとして、
その患者予備軍となる一般社会人を対象とした啓発事業を次の通り実施して参りたいと考えております。
趣旨へのご理解の輪を広げるとともに、その活動資金へのご協力をお願い申し上げるところです。

(1) 啓発ハンドブックの制作配布
  医科及び歯科系専門家に取材し協会が監修する歯周病と糖尿病の予防知識の啓発ハンドブックを制作し、医療機関、
  健康保険組合等を通じて配布する

(2) セミナーの開催
  上記ハンドブックを活用し、歯周病と糖尿病予防に関するセミナーを複数都市で開催する

(3) 調査研究活動
  糖尿病及び歯周病並びにその予防啓発に関連する調査研究活動を継続的に実施する



2011年8月
社団法人 日本WHO協会
理事長  関 淳一