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理事長メッセージ バックナンバー

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 一昨年 (2013年) 12月に西アフリカのギニアで始まったエボラウィルス症の流行は国境を越えて西アフリカを中心に急速な広がりを見せ、世界中の国々に対して改めて感染症防御対策について問題提起となりました。
 WHOのマーガレット・チャン事務局長も5月のWHO総会に於いて、西アフリカのエボラウィルス症流行の状況を踏まえ、WHOとしても緊急事態における対応力の強化に取り組んでいる旨報告しました。
その後間もない時期に、韓国において、MERS (中東呼吸器症候群) の流行があり、近隣の我国は勿論、世界の国々で警戒心が高まっております。
国境を越えた、人の往き来が、極めて日常的になっている現在、出入国時の検疫の重要性は変らないにしても、人に感染したウィルスの種類による潜伏期間の長短や、特に新興感染症では感染の経路も全てが明らかになっていないこともあり、水際作戦だけで、国境を越えた感染症の広がりを止めることは、不可能に近いことを、改めて考えておく必要があると思います。
その上で、各国に於いて、また国際的にどの様にして、リスクコミュニケーションを確立するかということは私達一人ひとりにとっても極めて、重要な課題であります。
今年の世界保健デーの テーマは「食品安全」で、スローガンは「あなたの食べ物はどれぐらい安全ですか」です。現在、世界中で食材や食品加工の過程は国境を越えてグローバル化しており、極めて時宜に適ったテーマであると思います。
WHOが正式に発足して、今年は68年目となりますが、私共の協会も50年目の節目の年を迎えます。この機会に、4年前より協会の事業の柱として行っている人材育成事業のうち、特にインターンの方々に対する経済的支援事業につきましては、今後一層充実させていきたいと思っております。そのために、目的をインターン助成事業に限定した寄付金集め等も行いたいと思っておりますので、皆様のご協力をお願い申し上げます。
 末筆ながら、皆様のご隆盛とご健康を祈念申し上げますとともに、引き続き当協会にご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。


2015年6月
公益社団法人 日本WHO協会
理事長  関 淳一